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【個人応援】第二演劇研究会・2026年度春公演「借金大王」を観劇しました

6月14日
読了時間: 2分

更新日:6月14日


 6月13日(土)、池袋の「シアターグリーン・ベースシアター」で第二演劇研究会の2026年度春公演「借金大王」を観劇しました。今回も会場はほぼ満員でしたが、いつもよりも若い人が多めでした。席が空いていたので、一番前に座らせてもらいました。

 物語は、バブル経済崩壊の20年後の2006年頃。雇用が安定せず、社会には大きな格差と不安が生まれた時代。しかし、そこから成長するものもあって、それがギャンブル。国は「ギャンブル推進法」を制定、ギャンブルは、急速に成長していきましたが、かつての熱は消え、20年後の世界では失業者、ホームレスは増加の一途を辿ります。

 そんな中、主人公の耳に入ったのは「運貸し」のうわさ。「運を前借りできる」、そんなサービスがあるらしい。どん底に光る一筋の希望は、藁をもすがる思いでさらに国民を破滅の渦に誘い込んでいき、それを革命家や国が潰しに行く・・・そんな話でした。

 ギャンブルに依存する国民を描いてるようで、実は政策の一貫性のない国を皮肉っています。あるいは昨今の国の投資推奨のパロディにも思えます。国の施策に翻弄される国民、タイトルの「借金大王」は国民ではなく、国家のこと。国民が貧しくなれば、国も痩せ細ります。借金は将来の世代へのツケ回しして、現在だけではなく、未来への負債が増え続けている。そんな現代を表現していました。後半は「国民努力評価法」ができて、話が堅実路線に逆転するところも国への皮肉でもあり、今の数字が絶対の世の中を表した演出でした。

 エンディングでは、総理大臣から革命家、運貸し会社(ラックバンク)やパチンコ店店長から主人公まで全員でパチンコを打つシーンがなんとも爽快でギャンブルって本当は純粋に楽しむゲームみたいなものと感じられて良かったです。

 今回もまた演劇大好きな学生パワー全開で元気をもらいました!話も分かりやすくて、発想が面白く、たくさんの出演者がそれぞれ光った演技をされていて楽しかったです。いつもながら会場案内の方やスタッフの方も親切で丁寧でした。毎回の終演後の舞台からの役者の皆さんのお見送りも嬉しいですね。

 素敵な舞台をありがとうございました。次回の公演も楽しみにしています!


 
 
 

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